有限会社小林製作所|ダイカスト金型のスペシャリスト!有限会社小林製作所。鏡面仕上げやプラスティック金型、レーザー溶接

ENDEAVOR
 
社内事業

経営革新計画への取組み

1.経営革新事業の目的と必要性
当社は昭和47年にダイカスト金型の設計、製造からスタートし、その技術力を活かしてプラスチック金型の設計、製造に進出し順調に業績を拡大してきた。高い技術力の評価もあり、積極的な営業をしなくても「金型」そのものが営業をしてくれたように思われる。しかしながら、平成20年のリーマンショック以降、主力である自動車業界に需要が大きく落ち込み、当社も大きな波をかぶる形となった。今こそ、新たな成長戦略の立案をし、経営革新を図るべきとの結論に達し、自社の事業環境分析(SWOT分析)を実施した。
その結果、経営革新の方向性として、新たに取組み確立した、薄肉ダイカスト金型技術、金型の仕上げ技術を磨き、評価を頂ける様になった鏡面加工仕上げ技術、さらにYAGレーザー溶接(歪みの出ない特殊溶接技術)を、「3つのプロの技」と呼び、自動車業界以外の成長分野への営業アプローチを強化し、新たな市場を開拓して行く経営革新計画を展開する事で一致した。
2.事業内容及び規模
当社が取り組む経営革新事業のポイントは、他社が出来ない難易度の高い技術を、コア・コンピタンスとし、より収益性の高いビジネスモデルを確立する事にある。以下、コア・コンピタンスとした「3つのプロの技」について具体的に示す。
(1) 3つのプロの技
1.ダイカスト金型 「超精密薄肉加工」
日本が高いシェアを持つデジタルカメラのフレーム等は、自動車業界と異なる超精密薄肉加工が可能な金型技術が求められる。この特殊技術で弱電業界、医療機器業界の機構部品を開拓して行く。
2.プラスチック金型 「鏡面仕上げ加工」
プラスチックレンズ等の製品には、鏡面仕上げの技術が求められる。熟練の技術者が確立したコンパウンドを利用した「鏡面仕上げ」を社内で一貫して可能な金型屋は非常に少ない。ホームページを通してプラスチックレンズや外観のキズのうるさい製品等で新分野を開拓して行く。
3.金型補修 「YAGレーザー溶接技術」
アルファレーザー社製のYAGレーザー溶接機を使用し、大型金型から精密金型まで、微細部補修や微細な肉盛りが可能になる。設計から金型製造、補修(メンテナンス)まで、「金型のライフサイクルのトータルサービス」をコンセプトにお客様の満足を追求して行く。
(2) 「3つのプロの技」の情報発信
難易度の高い金型を作る事が出来る金型屋であることをしっかりアピールするホームページの抜本改革を実施する。
PPC広告やSEO対策により、全国からの引き合いをホームページから獲得し、デジカメ業界や医療機器等の新成長分野からの受注を推進する。現在でも比較的難易度の高い金型が主力であるが、新たに取り組む「3つのプロの技」を活かしてさらに付加価値型のポジショニングを目指して行く。
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